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Since2006/06/09 Last update 2006/06/09 by nakamura
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  国軍動くか? 失言か?/やはり自衛隊はネパールへ行くな
[返信]
 No.070121235201340992.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.2.1.1.1.2.1.1.1.1.1.1.1    07/02/06(Tue) 22:56   by  名古屋のN [変更] [削除]
【 Re22: 衝突続く/自衛隊はネパールへ行くな 】への返信

国軍西部軍監区の副司令、ラナ准将が月曜日にポカラで不規則発言をした。
 曰く、警察と武装警察がタライの状況を押さえられなければ、国軍が治安出動すべきと参謀本部に意見具申した。我が西部軍監区の部隊に物理的精神的な用意を期待している(いつでも我が方はそれをやるぞ)。マオイストは6月選挙が遅れるか結果が自分たちに良くなければ再び暴力に討って出る、と。
 これにたいして、その場で、各党派から、軍人が政治に口を出すなと批判されている。またカトマンズでもシェルチャン副首相が同様の批判をし、国軍広報官テーベ准将もまた、個人的見解である、軍は国民の税金の上に成り立っているから政府の命に服するものだと、やっきになって否定している。じゃあ、ラナ准将にどのような処分を下せるのかできないのか、そこが問われる。
 ポカラに司令部のある西部軍監区は言わばマオイストと最前線で戦って来た前線司令部であるから、徹底抗戦派がやはり多いのだろう。公然とこういうことを口にしたのは確かに失言だろうが、そういう動きをしていたことが図らずもこれでばれている。
 この発言は、マオイストが記者会見をして、国軍と人民解放軍とでタライの状況を掌握する用意があると言ったことに、即妙に対応したものだ。そのマオイストの記者会見は、コングレスのギリジャさんが声明を出したことに対応したものだった。マデシ反乱は、政治課題の中心になった。これをおさめるものが政治的イニシアティブを握る。
 ギリジャさんは、比例代表はダメだと言ってきたコングレスの主張を取り下げた。マデシに一番投票を食われる可能性が高いのはコングレスなのは自明だからだ。つまりマデシにコングレスが歩み寄ったのだが、すかさずマオイストが記者会見。そして、すかさず国軍の跳ね上がり部分というか昔の日本陸軍の関東軍というか、それを代表してラナ准将が口火を切った。これでだいたい役者が出揃った感じである。
 もう一つの役者は経済界であるが、マデシ反乱を口実にして物資のカトマンズへの搬入を控えているようである。サボタージュと言っていい。今カトマンズは石油製品を中心にして物不足になっている。90年の民主革命の時は、インドが国境閉鎖してこれをやった。92年の水害で道路が寸断された時も、カトマンズはパニックになった。だが今は、カトマンズの民衆が行動を起こして政治が変わるというパターンこそが成り立たなくなっている。兵糧攻めに会うカトマンズに、皮肉なことに、農村から都市を包囲する戦略をとってきた毛沢東主義者が陣取っているのだ。
 こんな時に、旧政府軍に武器供与や軍事技術提供をしてきたアメリカやイギリスが、イラク問題で動けなくなっている。彼らが、その分、日本に期待するとすれば、自衛隊派遣となるだろう。期待されるほどの力量がないから、やめておこう、となるかどうか。中国が頑強にアメリカに釘を刺してそれをやめさせるかどうか。日米同盟を踏み外すような不規則発言の続く日本の閣僚に不快感を抱くアメリカが、少なくとも日米合意のもとに自衛隊ネパール派遣に同意するとは思えない。ゴラン高原でのPKOを半年延長することを1月26日に日本政府は決めたが、それで海外活動を本来業務とした最初の事案だと、満足してしまえば、ネパール派遣は見送りかもしれない。やはりヒマラヤでかっこよくやりたいとごり押しすれば、自衛隊ネパール派遣は強行されるかもしれない。ことの次第は、ネパールを超えて国際化している。
 確実に言えるのは、日本国のそうした内情から出る外交方針が、今のネパールの混沌とした状況に原理的にマッチすることはあり得ないということだ。火傷をするのがおちだから、自衛隊派遣などというおっとり刀の動きは、こういう混乱状況ではやめたほうが賢明だろう。今、そういう情報収集をしているのだろうから、私としてはそういう意見を開陳しておく。