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Since2006/06/09 Last update 2006/06/09 by nakamura
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  マデシはネパールのポストモダン?
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 No.070121235201340992.1.1.1.1.1.1.1.1.1    07/01/30(Tue) 02:50   by  名古屋のN [変更] [削除]
【 暴動拡大。インドだとすれば、うん、分かる。 】への返信

 谷川さんにマデシ担当を命じられたが、任されても困る。現に、3日ほど旅行に出ていて帰ってきたら、状況は予想以上に進んでいた。
 独立派政党はあるが、マデシという政党があるわけではない。地政学的には、ムスリムやシークやマルワリまでもがマデシと分類されてはいるが、彼らが皆同じような対応をしているわけではない。また、タルー、アワディ、ボジュプリ、マイティリと民族で括られるほど、簡単な話ではないのは、これまでの情報で明らかだろう。
 マデシということで、すべてが表現され且つすべてが許されるような状況がある、ということだ。今はそれに近い。
 関東に対する関西があり、本土に対するオキナワがあるようなものだ。オキナワ的状況が鋭く日本政治の矛盾を突くことがあるように、マデシ的状況がネパールの複雑さを表す。シマンチュはヤマトンチュを好まない面が多いとしても、沖縄県の人々全てが反日本政府ではないように、マデシもそうである。しかし、沖縄県人は本土では代々差別されてきたし、日米安保なるものの踏み台にされてきた。マデシもそうである。
 タライ平野を根拠地としてネパールの経済を握っているマルワリは、北インド出身の商才に長けた人々で、パハディとの対応ではマデシと分類されているが、財閥としての彼らにとって、そんな分類は意味がない。四つくらいのそんな財閥がネパール経済を動かしている。そこが沖縄と違うところだ。彼らは商売の安全のためなら、どんな政党にも貢ぐ。
 その二つ、ビラトナガールのゴルチャとビルガンジのケディアが、今どう動いているか、気になるところである。彼らの結束は、近代以前からであり、彼らの動きは近代を超えている。プレモダンでありポストモダンでもある。かと言って、超国家主義のナショナリストではさらさらない。要するに、私たちの日本的常識では解析不能なのだ。インド的、と言っておけば、いちばん当たり障りがない。
 今の暴動なるものは、意外と理解しやすい。国軍も人民解放軍も、今は睨み合っていて正規には動けないからだ。国家の治安組織に真空地帯がある限り、今のような暴動は起きやすい。その装置が動けば、話は別だ。
 バラ郡のカレイヤでもついに死者が二名でた。「ついに」という意味は、またにしよう。私は今回の一連の騒動で、内心随分と打ちひしがれていて、谷川さんほどかっこ良く批評ができないところがある。抒情的に逃げておけば、私にはまだネパールに対する愛情というものが生き残っている。