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  Re1: シビリアンかミリタリーか? ネパール・UN・日本
[返信]
 No.070205153618258313.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1    07/02/09(Fri) 22:14   by  野崎泰志 [変更] [削除]
【 シビリアンかミリタリーか? ネパール・UN・日本 】への返信

 事務総長の報告(1月10日)を読みますと、全体像が分かります。
 これまで、焦点が停戦から武器管理までのほうに当てられていましたから、事務総長の報告にしても安保理決議にしても、そのことばかり報道されてきました。
 しかし、この二つの文書の二つの柱は、武器兵員管理と選挙管理です。選挙管理のみならず、異例のことですが、国連として選挙支援に付随した多様な活動を展開するとしています。だから政治ミッションなので、武器兵員管理は、重要な要ではありますが、国連が展開しようとしている活動のほんの一部に過ぎません。
 派遣要員は、おおよそ以下の四つのカテゴリーに分かれています。
 1 武器兵員管理:現役及び退役軍人を非武装で私服で。これに186人。
 2 civil affairs officers:ジェンダー専門家、社会統合専門家、児童保護専門家
 3 electoral advisers & monitors
4 police advisers

 この2から4はシビリアンです。武器兵員管理の186人の要員が、2から4の活動はしません。こちらは、ネパールにいる全ての国連組織を総動員して、諸外国の支援も得て、選挙を公正に行えるようにするとともに、その過程で上記の活動も合わせておこなう、という総合的支援です。
 3の選挙監視要員だけでもかなりの人数になるはずです。こっちはこれから組織されて行きます。JICAもこの方面にどういう協力ができるか、調査団を送って検討しています。実際は、国連とネパールの人権組織(OHCHR)が責任を持ってやることになるでしょう。全国に展開する選挙監視員だけで、200人くらいの要員が必要になります。そのバックアップをする組織や人はさらにそれ以上になるでしょう。費用も莫大にかかります。
 外務本省も駐ネパール日本大使館も、実際にそれを経験した人は少ないから、こちらがどれだけ大変な活動になるかを想定できていないのではないでしょうか。
 選挙監視はPKOではやれません。今回の武器兵員管理もPKOではありません。自衛隊の出番は本来どこにもないのではないでしょうか。