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カンチプル(2/18)によると,UNMINは2月17日,人民解放軍(PLA)の武器・兵員の登録を7駐屯地でほぼ完了したという。もっともこれは武装解除ではなく,武器一時預け。武器はあくまでもPLAのものであり,いつでも取り戻しぶっ放すことができる。
しかし,たとえそうだとしても,なぜこんなにスンナリ行ったのだろうか? 自称3万5千ものPLAが全員おとなしく兵営に入ったのはなぜか? 一刻も早く暫定政府を立ち上げ,マオイストが政権参加するための単なる戦術にすぎないのではないか? そうだとすると,これは要注意だ。
しかし,そこまで勘ぐるのはよろしくない。マオイストは人民の党であり,平和を求める人民の声に素直に耳を傾け,自ら武器を一時預かり所に預けたのだ。きっとそうにちがいない。偉大なるプラチャンダ同志,バンザイ! 来年度のノーベル平和賞は,大宰相コイララ氏とプラチャンダ同志のものだ。でも,本当かなぁ? まもなく登録した武器数,兵員数が発表されるそうだから,それをまとう。
でも,本当だとしてもまだ心配だなぁ。3万5千もの若者を食わせるのは大変だし,国軍への統合はもっと大変だ。一部は田舎に返すらしいが,地味な田舎暮らしに戻れるのだろうか?
自衛隊なんかより,就職先の開発援助の方が平和貢献になるのではないか? もっとも,それではアフガン派兵への突破口にも安保理入りへの木戸銭にもならないが。
* eKantipur, Feb.18
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