新OSだから仕方ないとはいえ,ビスタ非対応ハード,ソフトが続々。本当に,こんなことをしていてよいのか? キャノン・プリンターPM55も非対応。一般に,キャノンは不親切だ。 これに対し,NECは「日本」電気というだけあって,堅固で面倒見がよい。自宅のPR150Vは20年近く使用しているが,故障は一度もなく,OS変更にもいち早く対応し,トナーもまだ買える。こんなことをしていては儲かるはずはないが,そうした製品を作り面倒を見続けることこそ日本製造業の「古き良き伝統」だ。 これに対し,少なくともキャノンMP55の扱いはひどい。XPへの対応は遅く,しかもなんの通知もなかった。ビスタについても,対応するつもりがあるのかどうかも分からない。まだ十分使用可能なのに,新製品に買い換えよ,ということか。 キャノンは使い捨て資本主義に小器用に適応し「成功」した。しかし,これからの世界は,むしろ丁寧に作り長持ちさせる日本職人の「古き良き伝統」が見直されるのではないか。