count:                 

日本国の法律を侵す内容、公序良俗に反する内容を含むものに関しては、連絡無しに削除する場合がありますので御了承下さい。
Since2006/06/09 Last update 2006/06/09 by nakamura
  新規投稿  |  最新に更新  |  全体表示  |  検索  |  ナマステボードTop  |  JN-NET TOP は画像付き  

  タライの民族浄化
[Web] [返信]
 No.070506192530959500    07/05/06(Sun) 19:25   by  tanigawa [変更] [削除]
カトマンズが,選挙・共和制問題で時間稼ぎ(お手盛り議会の特権引き延ばし)をしている間に,タライでは民族浄化が進んでいるらしい。

A・チワリ「マオイスト戦争中より事態悪化」(Nepali Times,#347, 4 May 2007)によると,中部・東部タライでは,「タライのトラ」「タライのコブラ」「MJF」「CBES]等々の民族派が,山地系に対し1カ月,3カ月の期限を切って退去を要求,応じなければ攻撃しているという。

特にねらわれているのは,役人。数万〜数十万ルピーの寄付を強制され,出せなくて逃げ出す役人も多い。多くの役所が空っぽになり,そうでなくても転勤願い山積だという。

マオイスト戦術と同じではないか。当初から批判してきたように,マオイストは「民族」を利用し,identity politicsに火をつけた。「包括的(inclusive)」などといっているが,民主主義は本来一元的なものであり,民族問題は民主主義では解決できない。

マデシのイデオロギー闘争は,議会権益を得たとたん,収束した。イデオロギー闘争が出来るほどのインテリ上流階級マデシはすでに中央政界で特権にありつき,矛を収めたのだろう。

が,民族問題,アイデンティティ政治の本当の恐ろしさは,むしろ草の根民族感情にある。これが動き出すと制御できない。

タライのジャングルで「トラ」やら「コブラ」やらがうごめき始めたらしい。マオイストは,権力エリートの伝統的運動であり,まだ制御可能だ。しかし,草の根民族感情に基づく民族浄化が始まったら,お手上げだ。

「ここタライでは,民族浄化は今や現実の脅威だ。問題は,誰が命令し,誰と交渉してよいか分からないことだ。」(チワリ)