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  現下の4大問題 戦争から銭争へ
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 No.070523095816024225    07/05/23(Wed) 09:58   by  tanigawa [変更] [削除]
カトマンズポストのアミート・ダカール氏によれば,いまのネパールの4大問題は以下の通り。

A 強奪財産の返却
B PLA給与支払い,宿営地建設
C 王制
D MPRF交渉

1.戦争から銭争へ
以前,人民戦争の一つの側面は失業救済,つまり人民銭争だと指摘し,ひんしゅくを買った。が,戦争より銭争の方がましなことは言うまでもない。
●人民銭争終結のために
http://nepalreview.spaces.live.com/blog/cns!3E4D69F91C3579D6!566.entry

いま人民銭争は,AとBとの取引となっている。マオイスト強奪財産がどれだけあるか分からないが(だから調査が必要),マオイストはその返却と引き替えにPLA給与と宿営地建設を要求している。当初要求は月給6000ルピーだったが,政府は値切って3000ルピーの支払いを約束した。

3000ルピー×31000人=930000000ルピー/月

この他に宿営地建設費もかかる。誰が払うのだ! マオイストはテッポウで脅し国費を分捕る。財産を強奪された高利貸しや地主は,元陛下の軍隊のテッポウに守られ財産の返却を受け損をしない。ツケは誰に回るのか? 言うまでもない,マオイストにもなれなければ高利貸しや地主にもなれない弱者だ。彼らが直接的,間接的に税負担を強いられる。

銭争はやってもよいが,金の出所をはっきりさせ,正々堂々とやるべきだ。

2.共和制の枕詞
王制問題については,マオイストも本気ではないという。枕詞として「共和制!」と叫んでいるが,関心はもっぱら銭争であり,共和制は羽根飾りにすぎない。

そもそも暫定議会で共和制宣言をせよ,というのが無茶な話しだ。憲法制定議会での投票による王制存廃決定を定めた暫定憲法は,マオイスト自身73人もの代表を送り込んだ暫定議会で承認され,施行されたのだ。「自分で決めた憲法」だ。

法治主義は,法で自分を縛ること。ましてや憲法は最高法規。自分で決めて数ヶ月にしかならないのに,もうそれを破る。愚かなことだ。

法治主義は人間社会に不可欠の「予見可能性」を保証する。人は法に従って行動する,と期待できるから,私たちは安心して生活ができる。法,しかも憲法ですら守らないのであれば,危なくて生活できない。憲法を守ろうとしないマオイストなんか信用できない,そう思われて当然だ。

共和制宣言なんかしても,いますでに共和制なのだから,現状は何も変わらない。むしろ,宣言をすれば,持ち駒がなくなる。マオイスト指導者たちは,それが分かっているから,王制廃止問題を本気では主張していないのだろう。

3.マデシ問題の進展
政府とMPRF(マデシ民族権利同盟)との交渉は,かなり進展しているという。しかし,これはマオイストとの勢力争いであり,シタウラ内相とMPRF幹部との手打ちで話がつくかどうか,まだ予断を許さない。

* UWB, \"Latest on Nepali Politics: four Key Points,\" 5 May 2007