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  高位カースト寡占のマオイスト
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 No.070524183640021686    07/05/24(Thu) 18:36   by  tanigawa [変更] [削除]
共産党は理念の党であり,理念はインテリ高位カーストの支配イデオロギーだ。統一共産党は高位カースト寡占であり,マオイストも例外ではない。ネパリタイムズ(18 May)によると――

●マオイスト
 中央委員35人のうち,バフン/チェットリ25人(71%)
 グルン・マガル自治区の郡長13人のうち,バフン/チェットリ9人(69%)
●UML
 常任委員15人のうち,バフン13人(69%)
●NC
 中央委員37人のうち,ダリット1人(3%)

ちょっと比較しにくいが,マオイストの高位カースト支配は明白だ。

90年革命のあと,アメリカ政治学がネパールに輸入され,政党の「科学的」調査をやった。その結果によると,バフン(ブラーマン)支配が最も高かったのは統一共産党だった。民主化革命で民衆をたぶらかし,甘い汁を吸ったのは,バフン/チェットリだったわけだ。

2006年民主化運動兇侶覯未癲の鮖砲望箸蕕擦弌て韻犬海箸砲覆覯椎柔大だ。少数民族やダリットをおだてて権力をとり,おいしいところは高位カーストがチャッカリ失敬する。

むろん,高位カースト内の権力交替は起きているであろう。伝統的エリートから大衆動員型エリートへの転換である。

ネパールの現状を考えた場合,どちらがよいかは一概にはいえない。「汚職腐敗のデパート」コイララ首相は,もちろん伝統的バフン指導者だ。その伝統的バフンが,革命により一夜にして救国の父に化けた。変ではないか?

もちろん,変に決まっている。只今,コイララ「汚職腐敗デパート」の在庫整理,特売中! 貧乏人どもが特売目当てに殺到しているが,特売在庫がなくなれば,ハイそれでおしまい。

それでも,コイララ首相やそのお仲間が偉いのは,伝統的エリート教育を受け,指導者としての品格をもっているからだ。彼らは支配者として生まれ育ち,支配技術が身に付いている。だから,汚職腐敗まみれになろうが,それでも玉,支配者として様になっている。

これに対し,大衆動員型エリートは,大衆に依存しているので,伝統型のような指導者としての重さ,安定性,品格がない。伝統型は,政治を大衆レベルに引き下げる必要はないが,大衆動員型は大衆迎合政治を続けなければ権力が維持できない。ここに大衆動員型の大きな危険性がある。

マオイストは,高位カースト寡占で非民主的であり,その上,高位カーストも大衆動員型化しつつある。二重に危険だ。高位カーストなのに,高位カーストの品格をもたない者が劣等感にさいなまれ,暗いルサンチマンに駆られ,支配する。Noblesse obligeなしのマオイスト貴族政治! やはり,キセルはよろしくない。