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  パルバティ同志,ヒシラ・ヤミ(1)
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 No.070702202225118232    07/07/02(Mon) 20:22   by  tanigawa [変更] [削除]
1.山の神同志,ヒシラ・ヤミ
パルバティ同志,ヒシラ・ヤミ(Comrade Parbati, Hisila Yami)は,マオイスト内の最有力女性リーダーだ。

差別廃絶を目指す共産党は,自らについては階級序列と勲章が大好きな集団なので,ネパール・マオイストについても,1番プラチャンダ同志,2番バブラム・バッタライ同志と厳格な序列格差をつけて紹介すべきことはいうまでもない。(国家は国家によって,格差は格差によって,弁証法的に止揚される!) もちろん,男女の区別も大切だ。女性1番は大変名誉なことだ。その女性マオイスト1番が,この人パルバティ同志だ(たぶん。間違っていたらご指摘ください。)

名前からしてスゴイ。パルバテ=山(ヒマラヤ)=神様だから,山の神がマオイスト女性軍団を率いていることになる。マオイスト女性軍団がアマゾネスのように強いのは,当然といえよう。

2.夫はバブラム・バッタライ同志
山の神パルバティ同志の夫は,人民評議会議長のバブラム・バッタライ同志。まだ2番手だが,山の神の夫は1番でなければならないから,姓名判断からすれば,いずれマオイスト内のシバ神の位置に就くに違いない。そうなれば,めでたく山の男神と女神がマオイスト軍団を統治することになる。

それはともかく,このマオイスト夫妻は,ともに超エリートで,マオイスト軍団の前衛指導者にふさわしい。バッタライ同志は,ゴルカの少年時代から他に並ぶものなき秀才で,インドで学び,ネルー大学博士号取得。パルバティ同志も,教育はほとんどインドで受け,さらにイギリス名門大学で修士号をとっている。夫妻とも,教育なきネパール貧困農民に「汝を知れ」と叱咤激励し,革命闘争へと導いていくに最適の知的エリートだ。

3.権力インテリの魅力
私は,個人的には,村のマオイスト諸氏よりも,権力的インテリ・マオイストの方に関心がある。村の農民マオイスト諸氏こそが,革命の原動力ではあろうが,ヘーゲル=マルクス流にいえばan sichマオイストであり,食指が動かない。

これに対し,インテリ・マオイストは,野心満々だったり,自己の原罪(インテリ,ブルジョア)のため怪しく屈折していたりしており,興味津々だ。人民戦争のような革命闘争は,実直な農民マオイストには指導できない。原罪意識にもかかわらず,いや原罪意識があるからこそ,自己否定と自己肯定のない交ぜになった欲望に突き動かされ,人民を駒として自在に使い,平然と前進することのできる権力インテリこそが,革命指導者にはふさわしい。

パルバティ同志も,きっとそのような野心家に違いない。ネパールに存在するらしいプロレタリア女性を踏み台にし,権力の座を虎視眈々とねらっている。これはまだ直感に過ぎないが,おそらくそうだろう。もしそうなら,山の神同志は,論じるに値する歴史的人物たりうる。ぜひ,そうあってほしい,

4.パルバティ同志の略歴
1959年 カトマンズの有力ネワールの家に生まれる(ゴルカ郡生まれとの説もある)。父Dharma Ratna Yamiは元副大臣(1951年)。教育はほとんどインドで受ける。
1984-96年 プルチョーク・キャンパス(パタン)の工学講師
1993-95年 イギリスのNew Castle-Upon Tyneで建築学修士
(運動歴)
1978年 インドで学生運動を始める。
1981-82年 全印ネパール学生組合書記長
1983年 ネパール帰国
1985-87年 ネパール工学系組合会計
1995-97年 全ネパール女性組合(革命派)(ANWA-R)代表
1990年 逮捕。投獄20日間。
1995年 逮捕2回
1990年 「今年の女性」に選ばれる(Antarvastriya Manch)
2005年 「ネパールの女性10人」に選ばれる(Bimochan)
(現在)
ネパール共産党(マオイスト)政治局員
公共計画事業大臣(Minister of Physical Planning and Work)

(注)ヒシラ・ヤミは,出自から見ても「ネワール」だと思われるが,権威ある日本ネパール協会ホームページでは下記の通り「マガール」とされている。どちらが正しいのだろうか? ご存じの方,お教えください。

「ヒシラ ヤミ(Hisila Yami) バブラム・バッタライ氏(Bahun)の妻。マオイストの女性リーダー。Magar」(http://www.nichine.or.jp/20070401cabinet%20minister%20list.pdf