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  国王・8党共犯関係?/新祭政政治へ
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 No.070709102241286136    07/07/09(Mon) 10:22   by  tanigawa [変更] [削除]
1.国王生誕60年祝賀
ギャネンドラ国王生誕60周年祝賀行事が7月7日,小競り合いはあったものの,大過なく終了した。ダイヤモンドの輝きとはいかなかったが,まずはめでたい。

王宮には王党派200人が集まり,その中にはS.B.タパ,L.B.チャンド,B.K.シンなどの有力者もいた。主な出席者は――
Royal ministers Kirtinidhi Bista, Badri Mandal, Salim Miya Ansari, Kamal Thapa, Ramesh Nath Pandey, Durga Pokhrel, Jog Mehar Shrestha, Niranjan Thapa, Shishu Shamshere Rana, Bholi Maya Tamang, and chief secretary Lok Man Singha Karki.

2.国王・8党共犯関係?
これは奇妙な光景だ。国王はまるで7+1党の分裂防止のため助け船を出しているように見える。まさか,と思われるだろうが,もし国王が完全な沈黙を守り,まな板の鯉に徹すれば,困るのは7+1党の方だ。これは自明。

むろん,国王と7+1党の意図的権力ゲームではないだろうが,両派が阿吽の呼吸で権力ゲームをしていると思えてならない。意図ぜざる,あるいは黒幕が糸を引く共犯関係にあるのではないか?

3.闇権力の不気味さ
もし現状が一種の権力ゲームなら,遊ばせている黒幕が気になる。それはおそらく王族虐殺の闇権力と繋がっているのであろう。あれだけのことがやれるのだ。どこかに潜んで政治を操作していて不思議ではない。

ギャネンドラ国王は,どうみても自由な独裁的権力行使主体ではない。2006年革命を前に,彼は何もしなかった。できなかった,あるいはさせてもらえなかった。権力者としては失格だ(その頃のブログ参照)。どこかの闇権力に操られているとしか思えない。権力を行使すべきときに行使せず,行使すべきでないときに行使する。この不可解な行動は,推測にすぎないが,そうとしか説明がつかない。

4. 新祭政政治へ
ところで,国王生誕60年祝賀の翌日(7月8日),マチェンドラナート祭が行われ,国王ではなくコイララ首相が主賓として出席し,238年の歴史で初めてボート(宝飾下着)を検分した。これを祝い,政府は8日を祭日とした。

あれあれ,世俗国家,政教分離はどうなったの? マチェンドラナートは仏教では観自在菩薩,ヒンズー教ではビシュヌまたはシバの化身ではなかったかな?

日本では,地鎮祭が宗教行事か習俗かでもめているが,マチェンドラナート祭は紛れもない宗教行事。世俗国家の元首は,そんな宗教行事に主賓として出席し,宗教儀式を執行してはならない。

宗教は,神であれ仏であれ,権力に権威を与える最高の装置だ。危険だから分離しようというのが歴史の叡知であり,世俗国家の意味はそこにある。世俗国家をいう以上,神の後光のない地味な政治に耐えなければならない。

ところが,世俗国家を声高に叫んできた人々やマスコミが,こぞって,コイララ首相のマチェンドラナート礼拝に喝采した。ネパールにはクリスチャンもムスリムもいるのだ。世俗国家は,彼ら少数派のためにある。民主共和制は多数派のためのものだから,人権を平気で無視するのは当然といえば当然である。

* Kathmandu Post & KOL, Jul.7-8.