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  国歌とナショナリズム 表意音楽評価の難しさ
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 No.070804223545751632.5    07/08/09(Thu) 09:49   by  tanigawa [変更] [削除]
【 稚拙な新国歌 】への返信

国歌は国旗とともに,ナショナリズム高揚を目的としており,自国民だけでなく他国民に対してすら,それらへの敬意が国際慣習により義務づけられている。国歌,国旗は批判を許さない特権的地位にあるのだ。

別格の国歌を筆頭に,一般に表意音楽の曲を曲そのものとして評価することは難しい。歌詞がついておればなおさらだ。しかし,全く出来ないわけではない。何の予備知識もなく歌詞も理解できない音楽を聴いても,好き嫌い,良し悪しはちゃんと判断できる。この場合,曲そのものを評価していると言ってよいだろう。

同じく国旗も,たとえば「日の丸」を日本国家と切り離し純粋にデザインとして評価することは可能だ。

このように,国歌,国旗をナショナリズムと切り離して評価できないことはない。事実,個々人は,日々そのような評価(好き嫌い判断)を行っている。ところが,それを言うことは,実際には極めて困難であり危険でもある。日本で「君が代」「日の丸」の悪口を言えば,命を狙われる恐れがある。国歌,国旗にはそれほど強力なナショナリズム呪縛力があり,そこが権力の狙い目なのだ。

国歌,国旗は「取り扱い注意」。ナショナリズムもそのシンボルも,それほど危険である。が,そうした国歌,国旗のあり方,つまりは国家のあり方は,グロ−バル化とともに変わりつつあるし,また変わるべきだろう。今日の「天声人語」が,「異質なものを排除しがちな時代への警鐘」として,次のように述べている。

「世論を分かつ大テーマ(集団自衛権)なのに,異なる声を聴く耳はないらしい。論敵について,勝海舟が言ったそうだ。『敵がいないと,事が出来ぬ。国家というものは,みンながワイワイ反対して,それでいいのだ』。(朝日新聞,8月9日)