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  マオイスト言論弾圧にハンスト抗議
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 No.070813185553018342    07/08/13(Mon) 18:55   by  tanigawa [変更] [削除]
政府与党マオイストの言論統制は見ていて微笑ましい。ヤッテル,ヤッテルという感じ。しかし,当事者にとっては,笑い事ではない。決死のハンストまで始まった。

1.THT,AP発行妨害
マオイスト系「通信・印刷。出版労組(CPPWU)」は8月11−12日,ヒマラヤンタイムズ(THT),アンナプルナポスト(AP)がパタン控訴院のマオイスト系労組員喚問を記事にしたことを反労組と見なし,両紙の印刷・配布を阻止し,発行させなかった。マオイスト系労組は,数日前にも,Nepal Samacharpatraの発行妨害をしている。

むろん記者も直接脅迫している。THTによれば,事務所前の集会で,全ネパール通信・印刷・出版労組アジア太平洋通信社(APCA)ネパール支部のA.K.ゴータム議長は,こう述べた。

「反労組記事を書いた記者は分かっている。ジャーナリストがペンを取るなら,われらは拳を握る。殺して死ぬ覚悟だ。どうなるか,考えて見よ。」

一方の当事者の紙面だから割り引くとしても,これは穏やかではない。たかが言論なのに,命がけだ。

2.マハラ情報相の関与?
ネパール記者連盟(FNJ)が,こうした言論弾圧に抗議声明を出し,マハラ情報相に善処を要求したのは当然だ。マハラ情報相も,一応,「新聞印刷発行を妨害するのはよろしくない」との声明を出した。

しかし,マハラ情報相はマオイストであり,どこまで本気か分からない。後述のように,関与を示唆する情報さえある。

3.決死のハンスト
こうした言論弾圧の中,HBC・FMのビレンドラ・ダハール氏が8月12日,報道委員会ネパール(PCN)前で,決死のハンストに入った。全政党のリーダーらが外交団に向け「報道攻撃をしないという文書での声明」を出さなければ,死に至るまでハンストをつづけるという。

ダハール氏によれば,マオイスト系社員がHBC・FMの制作室を占拠し,5日前から放送できない状態になっている。しかも,彼らは国家権力を利用しているという。具体的にそれがどのようなことなのかは明らかでないが,ありそうな話しだ。

一方,H.D.ダハール議員(NC-D)によれば,マオイストのマハラ情報相は,「情報の流れを統制しようとしている」という。たしかに,ゴルカパトラの記者解雇事件(401参照),THT,AP,HBC・FMの攻撃などを考えると,そうした意図があるのではないかと疑われる。

権力奪取に情報支配は不可欠だ。マオイストの目標は国家権力掌握であり,マオイストがいよいよそのための情報統制作戦に入ったとしても不思議ではない。

4.情報支配の方法の違い?
むろん,こうした情報統制はマオイストだけがやっているわけではない。世界的には,マードック氏がグローバル資本のためにやっているし,日本でも大企業がマスコミをソフトに買収している。天皇や日の丸,君が代批判をしようものなら,爆弾を投げつけられたり,刺されたりする。ネパールでも,90年革命以前の情報統制は,それはすさまじいものだった。

だから,権力を狙うマオイストが情報統制に乗り出すのは,特異なことでもなければ,ことさら非難されるべき事でもない。先述のように,憲法の「包摂」原理からしても,マハラ情報相は,封建的家父長制主義者の男性記者どもを解雇して女性記者を半分にし,もし頑迷な男性記者どもがそれに抵抗したら,国家権力(警察,軍隊)で強制排除し,ブタ箱にぶち込んでもかまわないのだ。

情報統制はアメリカでも日本でもやっている。マオイストの特技ではない。それなのに,マオイストが始めると,あぁ,ヤッテル,ヤッテルと見えてしまうのはなぜなのか? これは不思議だ。