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  皇太子回復祈念,バス停テロ,世界貿易センター
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 No.070912223548614607    07/09/12(Wed) 22:35   by  tanigawa [変更] [削除]
不思議な取り合わせだが,いまのカトマンズの状況をよく示している。9月11日午後巡回。

1.皇太子回復祈念(写真1,2)
パラス皇太子が美食の果て心筋梗塞で入院したのがノルビック病院。外科では日本の一流病院と同等以上だ。

外には回復祈念の横幕。病院ビル入り口には回復祈念記帳所。入院5日後のせいか,警官はちらほら,やる気無し。落ち目は歴然。

ところが,二階テラス(写真1参照)で6ルピーのチャイを飲みながら観察していると,正装の男女が次々に記帳に訪れている。もちろん誰かは見分けられない。単なる想像にすぎないが,王制は案外ネワール社会では支持されているのではないか? 愛憎半ば。少数派ネワール(人口比5.6%)が政官財で特権的地位を維持してこれたのは王制のおかげともいえる。野蛮な征服者に名を与え,実を取る。文化的優位の民は,生き残るため,たいていこの戦略をとる。

もし共和制,比例代表制となれば,わずか5.6%の人口,いまの特権的地位を失い,少数派に転落する。私がネワールなら,弾よけとして利用価値のある王制を支持する。これはむろん想像だが,記帳者はたまたまかもしれないがネワールらしき人が多かった。

2.バス停爆破テロ(写真3,4,5)
ノルビック病院から西に徒歩10分弱のところに,9月4日午後4時爆破テロのあったトイプレスオルのバス停がある。怒りを押さえきれなかった。この道路はよく通る。このバス停はいつもバス待ちの生徒で一杯。そんなことは外人観光客の私ですらよく知っている。そのバス停を選んで下校時に爆破するとは,許し難いことだ。生徒を狙ったと考えざるを得ない。他の国でこんなテロが行われたら,社会は絶対に許さないだろう。モラルのかけらもない。

3.世界貿易センター(写真6,7,8)
そのバス停の向かいが,最近建設された「世界貿易センター」。地主はトリブバン大学らしい。資産活用か?はたまた流用か?どちらにせよ、大学資産が、下記のような形で使用されることは納得がいかない。

中に入ってみると,その豪華さに驚く。最上階にはボーリング場や宴会場があり,驚いたことに,平日昼間というのに,ゲイ(あるいは女装)大パーティが開かれていた。ゲイ(あるいは女装)の権利は尊重するが,これはどう見ても異常。向かいの爆破テロ現場を見下ろしながら,楽しくパーティが出来るとは!

さらに驚くべきは,こんな高級店ばかりの巨大ショッピングセンターが,大繁盛していることだ。レストランにも客は多い。貧乏外人の私には,とても利用できない。

やはり,これは異常だ。退廃というべきだろう。不謹慎を承知でいえば,どうしても爆破する必要があったのなら,なぜ向かいの退廃ビルを狙わなかったのか? 生徒下校時のバス停ではなく,夜間にこのビルを爆破すれば,効果大で,被害は搾取退廃ビルだけだ。これは,豪華退廃ホテルではなく人力車(リキシャ)を攻撃する論理とも似ている。

なぜ一部特権階級の退廃生活を攻撃せず,下層労働者,乗合バス庶民乗客,バス停の子供をターゲットにするのか? なぜ庶民はもっと怒らないのか? こんなことでは,右も左もない,本物の社会革命が必要になるだろう。  

(写真1)ノルビック病院。一階が回復祈念記帳所,2階が喫茶テラス。
(写真2)皇太子回復祈念記帳所
(写真3)トレプレスオル・バス停。世界貿易センター前から撮影。
(写真4)破壊されたバス停ベンチ。高性能爆弾がベンチ下で爆発。
(写真5)犠牲になった女生徒。バス停裏のレンガ壁。
(写真6)世界貿易センター。バス停の向かい。
(写真7)同上8階。宴会場とゲイ(又は女装)パーティ出席者たち。
(写真8)同上。吹き抜けとエレベーター。1階には仏像安置。