手前味噌ザンスが はい、確かに私たちの小会ネパールの視覚障害者を支える会(NBSA)は、立派な事務所を構えたり、奨学金などを支給していません。その代わりちょっと変わったタイプのイベントをたくさんしています。今回で5回目になるの盲学生の学校対校クイズ大会、障がい者同士が競い合って面白がる、などという発想はネパールではまだまだ出てこなかった。 6月には女子学生を集めて、メイクの講習をしたのですが、これまたバカうけ!他者にとり自分はどう見られているかを意識させること、きれいだね、可愛いねと言われるとどんなに心が躍ることか、これを感じとってもらいたかったわけ。日本だと人権意識が強いから、目の不自由な人々も一般の人がする当たり前の行動パターンに近づくよう努力するし、社会もこれを認めてくれるようになってきた。でもここはネパール、口紅塗ってもどうせはみ出す、みっともないからやめようよ、という声もあったけど、ゴリ押ししてやってかなりうけた。外人さんがコーディネートしているNGO団体は、なんだか面白いねー、と思われているようです。 ついでに、最近の図書事情を少し。私たちは2種類の本を作っています。ひとつはスタンダードに点字による雑誌の発行。もうひとつはトーキング・ブック、印刷された文字を朗読、音声化してCDやテープに収めて貸し出ししている。これも私たちの「本」です。 以前は、有名な学者や政治家の伝記、ネパールの古典的小説や民話調の朗読リクエストが多かったのですが、最近は通俗的な朗読本をたくさん作っています。大人気は王室のスキャンダルを描いた小説数本。それに、、、、先日はロリータ、そして春本まで持ち込んだ奴がいて、朗読者は女性のボランティアが多いのでまっさお。 白杖を持って、ひとりでバスに乗って当事務所に来る視覚障がい者は、ネパールではかなりできるやつ、そしてエリート。そういう人のリクエストがロリータかぁ。大いに結構!Hが楽しいのは誰でもいっしょ。一皮むけたかな?