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1.反時代的記事(写真1,2)
私の記事「Unitary State, Ceremonial Monarchy and Japan s Role in Peace Process」がブルジョア週刊紙Newsfront(Sep.17)に掲載された。見開き2ページの大記事。
表題通り,多数意見を真っ向から批判したものだが,編集長が気を利かせ危ない部分をカットしてしまった。ちょっと残念。日本政府批判の部分も,やはり,ここぞ,というところをカットしている。これはもっと残念。
ネパールの新聞発行事情はよく知らないが,ゲラ校正なしで印刷だから,編集長権限は強いのだろう。日本では考えられないことだ。でも,まぁ,いいたいことは伝わっているので,よしとしよう。儀式王制を維持せよ,連邦制はダメ,共和制はダメ,陸自6隊員は即時撤退せよーーこの4要求は十分理解していただけるだろう。
2.反時代的横断幕(写真3,4)
こんな記事を書いた後なので過激共和派に見つからないように帽子をかぶり,例のトリプレスオールの世界貿易センター前にいったら,何とその向かい,バス停爆破テロ現場の筋向かいに,皇太子全快祈願大横断幕が掲げられていた。
ビックリ仰天。なぜ,ここに,これが! マオイスト同志は,なぜこんなものの掲示を許しているのか?
Laxman Singh氏は少々エクセントリックに見えるが,なかなかどうして,かなりの策士らしい。某公館方面,某日ネ関係方面との懇ろな関係も巷では噂されている(噂があることは事実だが,噂が事実かどうかは不明)。内輪もめばかりしている人権・平和関係者よりも,この方面の方が政治はうまい。ひょっとしたら日ネ右派共闘が出来つつあるのかもしれない。
地元の人や長期滞在の人には事情が分かるだろうが,人力車で名所見学をしている一観光客の私には,まるで見当がつかない。ネパールは本当に不思議な国だ。
(注)私の反時代的記事は国王反動を利するという批判は当然ありうる。それは甘んじて受ける。薬に副作用は付き物だから。
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