報道公益とプライバシー保護は難しい問題です。 この番組の場合,14歳の被害少女の顔や,もっと幼いと思われる少女の顔も写っていました。 未成年少女の同意は有効か,顔を出さなければ番組として成立しないか,あるいは,日本でも同じようなことが許されるか,など多くの考えるべき問題がありそうです。 > NHK「人身売買から少女を救え―ネパール・立ち上がる被害者たち」は見過ごしてしまって残念。 > ただ、2−3日まえ、次のような本を書店で発見、購入しました。 > 書名「少女買春」 > 副題「インドに売られたネパールの少女たち」 > 著者 長谷川まり子 > 発行所 光文社 > 2007年11月30日初版発行 > > この本の中でも、少女たちの写真がでてきます。ただし「写真掲載について > は女性たちの諒解を得ています」と断り書きがしてあります。 > > また著者らのNGOのホームページも記載されています。 > http://www.laligurans.org/ > > このような活動を、申し訳ないことに知らなかった。また著作についても > 読了後に感想を述べたいと思う。 > > > > > NHK「人身売買から少女を救え―ネパール・立ち上がる被害者たち」は,よくできた,考えさせられるドキュメンタリーだった。 > > > > ただ一点,どうかな? と気になったのは,未成年の人身売買犠牲者少女の顔まで出していたことだ。ドキュメンタリーにリアリティを与え劇的効果を高めるためだろうが,少女たちの姿はデジタル映像で世界中に広まり半永久的に残る可能性がある。 > > > > 問題提起の公益性とプライバシー保護,報道の自由と報道被害。難しい問題だが,少なくともネパールと日本,途上国と先進国の二重基準はマズイのではないかと思う。 > > >